株式会社高専キャリア研究所(代表取締役社長:岡田祐之、以下高専キャリア)は、2023年7月1日に株式会社みらいスタジオ(代表取締役社長:兼城駿一郎、以下みらいスタジオ)が高専キャリアの全株式を取得し、みらいスタジオの完全子会社となりましたことを報告いたします。高専キャリア完全子会社化の目的高専キャリアは、「高専生を、もっと挑戦者に」をミッションに、ボランティア的な活動として始まった高専生へのキャリア教育支援を行う株式会社です。高専生への交通費を全額負担したアイデアソン・ハッカソン・交流会の開催や日本最大級の高専生・OBOGコミュニティの運営、地方自治体と連携したオープンイノベーションの推進を行ってまいりました。2019年9月には、東工大関連ベンチャーキャピタルであるみらい創造機構と資本業務提携を実施、2020年5月にはみらい創造機構の完全子会社となりました。また、2022年5月には、高専キャリアの創業メンバーである兼城駿一郎を中心に、みらい創造機構と高専キャリアからカーブアウトする形でみらいスタジオを創業し、高専生のキャリア教育に加え、技術力の強化や起業支援を行ってまいりました。そのような背景の中で、業務の効率化と更なるキャリア教育支援、事業拡大を行うための体制強化を目的に、みらいスタジオは高専キャリアの完全子会社化を行いました。主要メンバーの交代と体制強化について高専キャリアでは、みらいスタジオの完全子会社化に伴い、「高専生を、もっと挑戦者に」というミッション達成に向けた新しい取組を実施いたします。この度、高専キャリアの代表取締役に兼城駿一郎が就任いたします。兼城駿一郎は、沖縄高専在学中より学生起業家として活動し、リクルートホールディングスへの入社やSNS分析SaaSスタートアップの創業を経て、高専キャリアを共同創業し、現在まで取締役CTOとして、高専キャリアの活動を牽引してまいりました。現在ではみらいスタジオを創業し、連続起業家として、エンジニアとして、一般財団法人高専人会の理事として、高専コミュニティの拡大と活性化に取り組んでまいりました。今後は、高専キャリアの代表を兼務することで、さらなる高専コミュニティの拡大を目指してまいります。また、みらいスタジオに新部署「コミュニティセクション」を創設し、高専キャリアと一体となったイベント・コミュニティの企画・運営を実施してまいります。高専キャリアは、活動をさらに活性化するために「事務局長」を新設し、みらいスタジオのコミュニティセクションに所属するスタジオディレクターの野村泰暉が就任いたします。野村泰暉は高専出身の学生起業家として、今まで高専発スタートアップの創出に多数取り組んでおりました。今回、その経験を活かしつつ、エンジニア教育面ではみらいスタジオ 執行役員の野村弘樹とタッグを組み、新たな体制で高専キャリアの活性化を担当してまいります。なお、社外取締役としてみらい創造機構 取締役/共同創業者の金子大介は留任し、ベンチャーキャピタルであるみらい創造機構との連携は従来通り維持しつつ、上記の通り体制を強化することで、更に高専生のキャリア教育を牽引してまいります。高専マガジンの発刊について高専キャリアでは、学生により創設され、2021年より休止が続いている「高専マガジン」の運営権を引き継ぎ、高専キャリアのコンテンツとして再出発いたします。高専マガジンは、高専に特化したWEBマガジンです。高専OBOGのキャリアの話や、進路・起業・高専に関連するイベントなどに注目した記事を発信しておりました。高専キャリアでは、今後「高専マガジンライター」を広く募集し、全国の高専生・高専OBOGから届く興味深い情報を発信し、高専コミュニティの拡大に努めてまいります。高専マガジンの詳細は、高専マガジン発刊のリリースをご覧ください。高専キャリア2023 真夏の交流会の開催決定について高専キャリアでは、2023年8月19日(土)に「高専キャリア2023 真夏の交流会」を、スポンサー企業である株式会社TOKIUM 本社にて開催いたします。今回の高専キャリア2023 真夏の交流会では、豪華ゲストによるセッションを通じて、「高専生のキャリアの実態」「最先端企業からオファーが殺到している事実」「現代社会における高専生への期待」など、様々な切り口で現代の高専の価値と社会の期待値をお届けします。イベントの詳細・お申し込みはイベント公式ページをご覧ください。なお、本イベントではスポンサー企業を継続募集しております。興味のある企業の方は高専キャリア研究所 公式サイトよりお問い合わせください。年間パートナー制度の新設について高専キャリアでは、多数の企業・団体よりご要望をいただいていた「年間スポンサー制度」を新設いたします。これまでの高専キャリアでは、リアルイベントの場において、オファーが殺到する高専生との交流機会を提供してまいりました。今後は、オンラインとリアルを組み合わせ、高専生をさらに応援できる仕組みを創設することにより、高専生には「高専生を愛する最先端企業に出会うことができ、就職機会や活動のサポートを受けることができる」メリットを提供しつつ、年間パートナー企業には「イベント以外でも高専生を応援することができ、優秀な高専生に出会うことができる」メリットを提供することで、更なる高専コミュニティの活性化を図ります。年間パートナー制度に興味のある企業の方は高専キャリア研究所 公式サイトよりお問い合わせください。高専キャリアSlack 参加申請フォームの公開について高専キャリアでは、高専生・OBOGによる日本最大級のSlackコミュニティの運営を行っております。従来の高専キャリアでは、Slackコミュニティへの参加は、イベント参加経験者を中心とした招待制として、クローズドかつ熱いコミュニティとして運営してまいりました。2023年7月1日より、「招待制」を廃止。高専生・高専OBOG・高専教職員など多くの方にご参加いただける体制として再出発いたします。これにより、さらに多くの高専生・OBOGに対して高専キャリアの門戸を開くことで、挑戦の機会を提供してまいります。また、参加者の熱量を保つためにも、多数のコミュニティ施策を展開してまいります。さらに熱くなる高専キャリアのコミュニティにご期待ください。高専キャリアのSlackには、こちらから参加申請が可能です。※なお、Slackコミュニティのご参加には、コミュニティの安全性と熱いコミュニティを維持するため、一定の審査がございます。また、原則として高専生・OBOG以外のご参加はお断りしております。審査の結果によってはご参加いただけない場合もございますのでご了承ください。なお、審査の結果については開示を致しかねますのでご了承ください。コメント株式会社みらいスタジオ / 株式会社高専キャリア研究所 代表取締役 兼城駿一郎より2015年頃にボランティアとして始めた高専生向けキャリア教育の取り組みが法人化し、みらい創造グループへの参画や体制変更などの紆余曲折を経て、この度代表取締役就任をする運びとなりました。会社の経営体制やグループ会社内での立ち位置などは常々適切と思える形に変化をさせてまいりました。一方でミッションは一貫して「高専生を、もっと挑戦的に」といったキーワードを掲げております。取り組みを始めた当初と比べると、社会や高専生を取り巻く環境は大きく変わってきております。国家として起業家・スタートアップが後押しされ始め、また各高専でもアントレプレナーシップ教育の導入が進んでおります。「高専生」と「起業」というキーワードが明確に結びついていなかった頃から、「就職」「進学」と並行の概念として「起業」を掲げていた弊社としては、より一層お手伝いができるシーンが増えてきていると感じています。また、起業以外のキャリアについてもこれまで以上に手厚いフォローやご支援ができるよう、グループ各社のリソースをフル活用しながら皆様のご支援ができるように努めてまいります。そのための取り組みの一環として、「高専マガジン」再刊や「真夏の交流会」開催、および各社様との新たなパートナーシップ等々の発表をさせていただきました。今後もより高専生・OB/OGの皆様のために邁進してまいりますので引き続き高専キャリアをよろしくお願いいたします!株式会社みらい創造機構 取締役/共同創業者 金子大介よりみらい創造機構は、2019年の高専キャリアとの資本提携より、東工大/高専関連ベンチャーへの投資をテーマとした2号ファンドの組成、東工大へ起業を志す高専編入生向けの「みらい創造高専起業奨学金」の設置など高専関連の起業支援を行って参りました。この度、さらなる高専生へのキャリア支援、技術とビジネスを兼ね備えた高専生の育成のため、新体制へ移行し運営強化できることを嬉しく思います。みらい創造機構としても引き続き、みらいスタジオと共に高専キャリアのコミュニティを支援し、高専周辺のスタートアップエコシステムを盛り上げていきたいと思います。高専キャリア研究所について「高専生を、もっと挑戦者に」というミッションを掲げ、高専出身のスタートアップ経営者らが2017年に設立。2,000名を超える高専生/高専卒業生のコミュニティを抱えたコミュニティを主体とした事業会社です。「ビジネスを理解したエンジニアの育成」を目指し、高専生への交通費を全額負担したアイデアソン・ハッカソン・交流会の開催や日本最大級の高専生・OBOGコミュニティの運営、地方自治体と連携したオープンイノベーションの推進を行っています。みらいスタジオについて「起業家にとっての共同創業者」というミッションを掲げ、創業支援・成長支援の専門家として、創業前からEXITまで徹底的に伴走するスタートアップスタジオです。これまでに培った新規事業開発ノウハウや長年運営しているエンジニアコミュニティを活かしつつ、事業戦略の立案からプロダクト開発、法人登記時の出資、創業後のファイナンス支援といったグロースまでを行います。高専出身の起業家を中心に、社会により大きなインパクトを与えるスタートアップ企業・起業家の発掘・支援を行っています。みらい創造機構について2016年に東京工業大学と社会連携活動の推進に向けた組織的連携協定を締結し、東工大関連ベンチャーキャピタルファンドを設立・運営しております。2021年に設立した2号ファンドにおいては、投資先を東工大関連ベンチャーに加え高専関連のベンチャーにまで対象領域を広げて活動しています。 投資実績としては、現在までに42社への投資を実行し、3社が上場しています。JST START事業の事業プロモーターとして活動している他、GTIE協力機関、メンターを務める等、研究段階から起業後の資金調達、ハンズオンまで、技術の社会実装に伴走しています。2022年にはグロースチームを組成し、“Deep Tech”スタートアップの事業成長に向けた多面的な支援を提供しています。大学系VCや中小機構、北九州市と連携協定を結び大学関連ベンチャーをとりまくエコシステム形成を進めています。